むし歯になった原因を調べるには？②｜お知らせ・ブログ｜むし歯や歯周病の予防に特化した町田の歯医者「前田歯科医院」のDrポル ブログ

ボア・タルデ！こんにちは😃

 

東京都町田市の『むし歯予防に特化した歯医者』、前田歯科医院　院長の前田一義です。

 

ポルトガル🇵🇹が大好きで、仲間からはポルと呼ばれています。

よかったら「ポル先生」と呼んでください☺️

 

毎週土曜日に歯に関するお役立ち情報を中心にお届けしています。

 

いつも見てくれているあなた、ありがとうございます😊

 

 

 

本日、第25回目は「むし歯になった原因を調べるには？②」です。

 

 

歯ブラシを一生懸命やっているのにむし歯ができて困っている…

そういった患者さんの声を頻繁に聞くことがあります。

 

 

残念ながら🪥歯ブラシ🪥だけで、むし歯は防げないんです。

 

 

自分が今までむし歯になってきた原因を改善すれば、もうむし歯にならないとしたら、いいと思いませんか？

 

前回に引き続きむし歯の検査についてお話ししようと思います。

むし歯に関する大きな勘違い

 

むし歯って治療したらもうむし歯にならないって思っていませんか？

 

先日患者さんと話していたら、むし歯を取ってかぶせたら、もうむし歯にならないと思っていた方がいました。

 

詰めても、かぶせても、またむし歯はできます！

 

 

一度治療したところに再度むし歯ができることを2次う蝕(にじうしょく)といいます。

う蝕とはむし歯の専門用語で、2次むし歯と言い換えても良いかもしれません。

 

 

実は一度むし歯の治療をしたところほど、2次むし歯になりやすいんです。

むし歯を取って穴を埋める治療はよく行われているむし歯の治療です。

 

穴を埋める材料は

プラスチック

金属

セラミック

など、様々なものがあります。

 

コレはこれで必要な治療ですが、むし歯になった原因は何も改善されません。

症状に対する治療、対症療法

 

このように起こっている症状に対する治療を対症療法といいます。

 

例えば

頭が痛いから痛み止めを飲む、熱があるから解熱剤を飲むというのが対症療法です。

 

歯でいうと

 

むし歯ができたから削って取る

↓

穴が空いたから穴を埋める

 

というのが対症療法です。

原因に対する治療、原因療法

 

一方、原因を突き止めてその原因を治療することを原因療法といいます。

 

 

例えば

インフルエンザにかかっている人に対して抗ウイルス薬を使うというものです。

 

原因がインフルエンザウイルスなのでそれをやっつけるクスリを飲めばインフルエンザはやがて治ります。

むし歯ができる原因

 

むし歯ができる原因とはなんでしょう？

 

 

 

図はカイスの輪と呼ばれているものです。

食べもの・飲みものの糖分

歯質の強さ

細菌(むし歯菌)

がむし歯の原因です。

 

その3つの要素が重なり更に時間が経つとむし歯ができて来ます。

むし歯検査でわかること

 

むし歯検査をすることで

 

むし歯になるリスク

今後1年間むし歯にならない可能性

 

がわかります。

 

 

過去のむし歯経験

飲食の内容

飲食の回数

むし歯菌の数

プラークの量

唾液の量

唾液の質

歯質の強さ

 

などを調べて行きます。

 

検査をすることで何が問題なのかが分かり、

それを改善することで、初めてむし歯にならないのです。

 

 

削って詰める、削ってかぶせるだけでは、むし歯は防げない。

 

むし歯の原因を突き止め、その原因を改善することでむし歯で困らない快適な生活を手に入れていただきたいと思います😊

 

 

まとめ

 

・むし歯の治療をした所は、またむし歯になりやすい

 

・むし歯の治療はむし歯を取って詰めているだけなので、むし歯になる原因は改善されない

 

・むし歯の原因を調べて、それを改善する必要がある

 

 

オブリガード！

今日もありがとうございました😊

ではまた来週〜😆