うがい薬って、どれを使ったら良いの?|お知らせ・ブログ|むし歯や歯周病の予防に特化した町田の歯医者「前田歯科医院」のDrポル ブログ

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うがい薬って、どれを使ったら良いの?

うがい薬って、どれを使ったら良いの?

うがい薬って、どれを使ったら良いの?

ボア タルデ!こんにちは😃

原町田の『むし歯予防に特化した歯医者』、前田歯科医院 院長のポルこと、前田一義です。

 

今日もご覧いただき、ありがとうございます😊

 

毎週土曜日に歯に関するお役立ち情報を中心にお届けしています。

どうぞよろしくお願いします!

 

 

本日、第17回目は「うがい薬って、どれを使ったら良いの?」です。

 

うがい薬、使っていますか?

なんの目的で使っていますか??

 

目的は色々とあると思います。

 

むし歯予防?

歯周病予防?

口臭予防?

ホワイトニング?

 

その中でも、むし歯予防に使うなら、どんなうがい薬があるかを今日はお伝えしようと思います。

 

※以下、成人についての話です。

むし歯予防に効くうがい薬

 

むし歯を予防するにはフッ素が重要だということを今までお伝えして来ました。

 

むし歯予防に使うならフッ素のうがい薬を使いましょう。

 

薬局で売っている、うがい薬の多くにはフッ素が入っていません。

 

成分をよく確認して買ってください。

フッ素は濃度が大事

 

むし歯を防ぐためにうがい薬を使おうと思ったら、買う前にフッ素が入っているかを確認してください。

フッ素のうがい薬は薬剤師のいる薬局で買うことができます。

うがい薬って、どれを使ったら良いの?

クリニカ フッ素メディカルコート

225ppm

ライオン

250ml

うがい薬って、どれを使ったら良いの?

エフコート

225ppm

サンスター

250ml

市販されているフッ素うがい薬のフッ素濃度は225ppmです。

 

 

一方、歯科医院では倍の濃度450ppmのうがい薬が買えます。

むし歯リスクの高い人は450ppmのうがい薬を毎日使うことをおすすめします。

 

 

近所の歯医者でフッ素のうがい薬(450ppm)が買えない場合は市販のもの(225ppm)で代用してください。

 

 

なお、スウェーデンのSwedish National Guidelinesでは

根にむし歯があったら900ppmのうがい薬で毎日洗口することが推奨されています。

フッ素濃度早見表

フッ素は濃度が分かりにくいので、以下にまとめておきます。

 

フッ化ナトリウム

化学式 NaF

英語名 Sodium fluoride

 

225ppm = 0.05%→薬局で販売

450ppm = 0.1%→歯科医院で販売

900ppm = 0.2%

フッ素は使い方が大事

 

歯みがき粉に入っているフッ素濃度とうがい薬に入っているフッ素濃度では、歯みがき粉の方がフッ素濃度が高いです。

歯みがき粉を使った後にフッ素のうがい薬を使うと、より高濃度のフッ素が流されてしまいます。

 

フッ素のうがい薬は、歯みがきとは違うタイミングで使うと効果的です。

 

特に夜寝る前に使うのが一番良いでしょう😊

うがい薬を使った後に、食べたり飲んだり、うがいをするとフッ素が流れてしまうからです。

うがいの時間はどれくらい?

 

うがいの時間はどれくらいが良いかというと、30秒〜60秒です。

やってみれば分かりますが、けっこう長い時間です。

ブクブクうがいをして口の中全体にフッ素が行き渡るようにやってみてください。

クロルヘキシジンってどうなの?

 

クロルヘキシジンという薬剤の入ったうがい薬があります。

日本ではコンクールという商品が有名です。

 

クロルヘキシジンは

 

利点

殺菌作用があり、特にむし歯菌に効果があります。

耐性菌を作りません。

 

欠点

粘膜がヒリヒリしたり、味覚障害を起こす可能性があります。

着色するという欠点があります。

 

日本で手に入るものは極端に濃度が低いので、むし歯予防にはあまり期待できません。

 

 

 

まとめ

 

・むし歯予防にはフッ素のうがい薬が有効

 

・フッ素のうがい薬は歯科医院専売(450ppm)のものがオススメ

 

・フッ素うがい薬は使い方が大切

 

・日本で手に入るクロルヘキシジンは濃度が低い

 

 

次回は歯科医院専売、フッ素のうがい薬をご紹介します。

 

今週もありがとうございました!

オブリガード😆

また来週〜!

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