ホントは恐い『酸蝕症』｜お知らせ・ブログ｜むし歯や歯周病の予防に特化した町田の歯医者「前田歯科医院」のDrポル ブログ

こんにちは😃

原町田の『むし歯予防に特化した歯医者』、前田歯科医院　院長のポルこと、前田一義です。

 

今日もご覧いただき、ありがとうございます😊

 

毎週土曜日に歯に関するお役立ち情報を中心にお届けしています。

どうぞよろしくお願いします！

 

 

本日、第15回目は「ホントは恐い『酸蝕症』」です。

 

酸蝕症(さんしょくしょう)って知ってますか？

 

前回のブログで少し書きました。

そちらも読んでみてください。

↓

歯みがきは食後いつするのがいいの？ 〜食後歯をみがくタイミング〜

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むし歯は

むし歯菌が出す酸で歯が溶ける病気です。

 

酸蝕症は

食べ物、飲み物などの酸で歯が溶ける病気です。

 

場合によってはこれが同時に起こることもあります。

 

 

酸っぱいもの、酸性のものを食べすぎたり、飲み過ぎたりすると歯が溶けてしまう。

これが『酸蝕症』です。

嘔吐した時、逆流性食道炎などで胃液が逆流して歯が溶けてしまうこともあります。

 

むし歯とは全く違う病気で、エナメル質がなくなり象牙質が出てきてしまう、「酸で化学的に歯が溶ける病気」です。

 

歯が溶けることで

見栄えが悪くなったり

歯がしみたり

噛み合わせが低くなったり

します。

 

酸蝕症は英語でdental erosion（デンタル エロージョン）といいます。

 

erosionとは「浸食」という意味です。

海岸の岩が波で削れてしまう、あれのことです。

歯で起こるerosionの場合は波ではなく酸が原因で歯が溶けてしまいます。

 

PH(ペーハー)という言葉をご存知でしょうか？

化学で習ったと思います。

 

PH7が中性

7以下だと酸性

7以上だとアルカリ性

というヤツです。

 

口の中が酸性になると歯が溶けていきます。

唾液の力で再石灰化されますが、原因である酸性のものを止めなければ歯は溶け続けていきます。

 

 

酸蝕症で歯を溶かしてしまう飲食物として

 

フルーツ

ドレッシング

ソフトドリンク

お酢

キャンディー

などがあります。

 

健康のために取っているもので、歯にダメージを受けてしまうことがあります。

https://www.zenyaku-hbshop.com/useful/no09.htmlより

酸蝕症は重度になると歯の形が変わるほど溶けてしまう怖い病気です。

酸蝕症のビデオです。

↓

https://youtu.be/eHQrgexdtuo

 

患者さんで健康のためにお酢を飲み続けている方がいました。

その人の歯は形が変わるくらいに溶けてしまい、結局セラミックで被せる治療をしました。

 

酸性の食べ物、飲み物はほどほどにしましょう。

 

 

まとめ

 

・酸性の食べ物、飲み物で歯が溶ける病気を酸蝕症という

 

・嘔吐、逆流性食道炎などの胃酸でも起こる病気である

 

・酸性の食べ物、飲み物はほどほどに
 

 

 

今日もありがとうございました〜！

オブリガード😆

ご質問はお気軽に！また来週〜！