3/11 歯科の観点からお伝えすること｜お知らせ・ブログ｜むし歯や歯周病の予防に特化した町田の歯医者「前田歯科医院」のDrポル ブログ

今日は3/11。

東日本大震災　あれから13年が経ちました。

 

あの時の教訓として、歯科の観点からお伝えすることがあります。

 

それは2次被害予防です。

 

避難グッズの中に歯ブラシを入れてください！

 

 

なぜなら、

被災地では歯が磨けなくなり、口の中が不潔になって誤嚥性肺炎のリスクが高まるからです。

 

 

水も十分にない環境で歯も磨けないので、口の中が極めて不潔になります。

 

震災の直後は歯ブラシが手に入らないのです。

13年前、僕も歯ブラシを被災地に寄付しました。

 

 

例えば、

あるデータ(※)によると

肺炎発生率、肺炎死亡率を解析した結果、震災後入院症例は2.4倍、肺炎死亡例は3.1倍に増えた

と言われています。

 

睡眠不足、栄養不足により免疫力が下がったところに口の中の細菌が増えて、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。

 

避難グッズの中に、ぜひ歯ブラシを加えてくださいね😊

 

 

※東日本大震災後に気仙沼市内で発生した 肺炎アウトブレイクの実態調査

気仙沼市立病院 埼玉医科大学国際医療センター 助教 大東 久佳

(共同研究者) 長崎大学熱帯医学研究所 助教 鈴木 基